ファンペップが急反発、大阪大学大学と共同研究した「FPP005」の独占ライセンス契約締結

株式

2023/3/17 15:55

 ファンペップ<4881.T>が急反発。前日比33円高の216円を付けた。

 16日大引け後、大阪大学大学院医学系研究科との共同研究の成果である抗体誘導ペプチド「FPP005」の共有特許について、同社が全世界での独占的な研究開発、製造、販売、並びに第三者への実施許諾(再実施許諾権付)を可能とする契約を大阪大学と締結したと発表した。

 「FPP005」は標的タンパク質IL-23に対する抗体誘導ペプチドの開発化合物。先行する抗IL-23抗体医薬品は尋常性乾癬、関節症性乾癬、クローン病、潰瘍性大腸炎など幅広い疾患を対象に開発が進んでおり、既に世界市場は数千億円規模まで拡大している。

 今回の契約締結に伴い、同社は大阪大学に契約一時金を支払う。今後については、23年内の臨床試験開始を目指して前臨床試験を進めるとともに、製薬会社への導出活動を行う予定。

 17日の終値は、前日比10円高の193円。

提供:ウエルスアドバイザー社

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