<新興国eye>ブラジル中銀週報:23年GDP見通しを0.90%増に引き上げ

新興国

2023/3/28 8:58

 ブラジル中央銀行が20日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した23年実質GDP(国内総生産)伸び率の見通しは前週予想の0.88%増から0.90%増に引き上げられた。1カ月前は0.84%増だった。24年の見通しは1.47%増から1.40%増に引き下げられた。引き下げは2週連続。1カ月前は1.50%増だった。

 また、IPCA(拡大消費者物価指数)で見た23年のインフレ見通しは前週予想の5.95%上昇から5.93%上昇に引き下げられた。引き下げは2週連続。1カ月前は5.90%上昇だった。24年の見通しは4.11%上昇から4.13%上昇に引き上げられた。引き上げは2週連続。1カ月前は4.02%上昇だった。

 23年末時点の政策金利見通しは前週予想の12.75%に据え置かれた。据え置きは6週連続。24年末時点の見通しも10.0%に据え置かれた。据え置きは6週連続。次回5月3日会合時点の見通しも13.75%に据え置かれた。据え置きは36週連続。

 一方、為替(対ドル)レートの見通しは、23年末時点の見通しが前週予想の5.25レアルに据え置かれた。据え置きは8週連続。24年末時点の見通しも5.30レアルに据え置かれた。据え置きは4週連続。

<関連銘柄>

ボベスパ<1325.T>、上場MSエマ<1681.T>、上場EM債<1566.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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