日経平均は99円高、配当取りの買いが支え、一時下げ転換も切り返す

 29日午前10時時点の日経平均株価は前日比99円43銭高の2万7617円68銭。きょうは3月期末の権利付き最終売買日で、配当取りの買いを支えに強含んで始まった。28日の米国株安が重しとなり、下げに転じる場面もあったが、すかさず切り返し、一時2万7622円47銭(前日比104円22銭高)まで値を上げた。その後も高値圏で推移している。

 業種別では、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が堅調。住友ゴム<5110.T>、浜ゴム<5101.T>などのゴム製品株や、大王紙<3880.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ・紙株も高い。ゴルドウイン<8111.T>、ワールド<3612.T>などの繊維製品株や、三菱マ<5711.T>、UACJ<5741.T>、古河電工<5801.T>などの非鉄金属株も引き締まっている。

 半面、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が軟調。東エレク<8035.T>、アドバンテス<6857.T>、TDK<6762.T>などの電機株や、テルモ<4543.T>、トプコン<7732.T>などの精密株も安い。

 個別では、ピアラ<7044.T>がストップ高カイ気配となり、Vテク<7717.T>、スタティアH<3393.T>などが値上がり率上位。半面、大栄環境<9336.T>、中部鋼鈑<5461.T>、YACHD<6298.T>などが値下がり率上位。

提供:ウエルスアドバイザー社

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