【深センIPO】汚泥処理サービスの杭州国泰環保科技、初値は公開価格を4.29%下回る44.95元

サーチナ

中国株

2023/4/5 9:15

 汚泥処理サービスを手掛ける杭州国泰環保科技(301203/深セン)が4月4日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格46.13元に対し、初値は4.29%低い44.95元だった。終値は同12.88%安の40.19元だった。

 同社は2001年設立の民営企業で、14年に株式会社化した。汚泥処理場による汚泥処理サービスを主業務とし、汚泥処理設備の販売、水環境生態修復サービスも手掛ける。浙江省を中心として中国国内で規模が大きい汚泥処理プロジェクトを複数手掛けていることなどを強みとする。一方で、市場範囲が華東地域に限られていることが課題であり、全国的な影響力の拡大を目指す。

 22年12月期の売上高は3億7642万元(前期比13.86%増)、純利益は1億4870万元(同5.84%増)。23年1〜3月期の業績予測は売上高が9056万〜9879万元(前年同期比10〜20%増)、純利益は2702万〜2948万元(同10〜20%増)。

 新規上場に伴い調達予定の3億2976万元(約64億円)は、約48%の1億5829万元を設備製造拠点建設プロジェクトに、約52%の1億7147万元を研究開発センタープロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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