日経平均は47円安、円安支えに買い先行も利益確定売りで下げ転換

 17日午前10時時点の日経平均株価は前週末比47円21銭安の2万8446円26銭。朝方は、円安・ドル高が支えとなり、輸出関連株などに買いが先行し、一時2万8599円75銭(前週末比106円28銭高)まで値を上げた。ただ、連日の上昇で利益確定売りも出やすく、買い一巡後は下げに転じ、さえない展開となっている。

 業種別では、伊藤忠<8001.T>、丸紅<8002.T>、三井物産<8031.T>などの卸売株が軟調。INPEX<1605.T>、K&Oエナジ<1663.T>などの鉱業株や、日本製鉄<5401.T>、神戸鋼<5406.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株も安い。ENEOS<5020.T>、コスモエネH<5021.T>などの石油石炭製品株や、日本紙<3863.T>、大王紙<3880.T>などのパルプ・紙株もさえない。

 半面、川崎汽<9107.T>、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が堅調。浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>、住友ゴム<5110.T>などのゴム製品株も高い。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>、みずほ<8411.T>などの銀行株や、JPX<8697.T>、クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株も買われている。トヨタ<7203.T>、日産自<7201.T>、マツダ<7261.T>などの輸送用機器株も値を上げている。

 個別では、ヨシムラFH<2884.T>、サーバーW<4434.T>、ジンズHD<3046.T>などが値下がり率上位。半面、テラスカイ<3915.T>がストップ高カイ気配となり、DDHD<3073.T>が一時ストップ高。ALサービス<3085.T>などの上げも目立つ。

提供:ウエルスアドバイザー社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ