【深センIPO】合成木材メーカーの安徽森泰木塑集団、初値は公開価格を11.65%上回る32.1元

サーチナ

中国株

2023/4/18 9:11

 合成木材など多用途材料を製造する安徽森泰木塑集団(301429/深セン)が4月17日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格28.75元に対し、初値は11.65%高い32.10元だった。終値は同14.96%高の33.05元だった。

 同社は2006年設立の民営企業で、15年に株式会社化した。高性能な合成木材(WPC)、高分子樹脂に炭酸カルシウムなどの無機フィラーと少量のセルロースを加えた新型材料および製品の開発、設計、生産、販売を主業務としている。製品は主に屋外設備、建築装飾、インテリア、緑地整備、観光施設・設備などの分野に利用され、今後さらに広い分野への応用を目指している。高性能WPCの世界市場シェアは19年が0.92%、20年が0.90%、21年が1.28%。

 22年12月期の売上高は8億2071万元(前期比10.26%減)、純利益は8357万元(同19.78%減)。23年1〜3月期の業績予測は売上高が2億1588万元(前年同期比18.85%減)、純利益は1999万元(同6.25%減)。

 新規上場に伴い調達予定の3億2619万元(約64億円)は、約37%の1億2037万元を年産2万トンの軽質共押出木・プラスチック複合材料生産拡大プロジェクトに、約22%の7187万元を年産600万平方メートルの新型石・木・プラスチック複合材料デジタルプリント生産ライン技術改良プロジェクトに、約16%の5086万元を研究開発センター建設プロジェクトに、約10%の3308万元を国内マーケティング体系構築プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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