香港興業国際集団、香港の不動産販売不振で23年3月期通期は57%の大幅減益の見込み

サーチナ

中国株

2023/4/24 9:14

 香港の不動産開発業者、香港興業国際集団<HKRインターナショナル>(00480/香港)が2023年3月期通期の業績予告を発表し、純利益が前年同期比で大きく減少する見通しを示した。

 業績予告によれば、23年3月期通期の純利益は前期から57%減少する見通し。大幅な減益となる要因について同社は、香港の不動産販売が大幅に減少し、不動産事業の売上と利益が減少したこと、利率の上昇による財務コストの増加、そして人民元、タイバーツ、日本円の下落が続き、外貨資産の為替差損が増加したことを挙げている。

 22年3月期通期の売上高は41億6700万香港ドル(前期比9.41%増)、純利益は12億1950万ドル(同8.05%減)だった。この数値に基づくと、23年3月期通期の純利益は5億2000万ドル程度となる。23年4〜9月期の売上高は7億9630万ドル(前年同期比57.70%減少)、純利益は3890万ドル(同93.73%減)だった。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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