【上海IPO】半導体用結晶育成装置の南京晶昇装備、初値は公開価格を23%上回る40元

サーチナ

中国株

2023/4/25 9:06

 半導体用結晶育成装置メーカーの南京晶昇装備(688478/上海)が4月24日、上海証券取引所の科創板に新規上場した。公開価格32.52元に対し、初値は23.00%高い40.00元だった。終値は同30.69%高の42.50元だった。

 同社は2012年設立の民営企業で、20年に株式会社化した。半導体製造用結晶育成装置の研究開発、生産、販売を主業務としており、単結晶シリコン炉、炭化ケイ素単結晶炉、単結晶サファイア炉などカスタマイズ結晶育成装置を提供する。12インチ半導体用単結晶シリコン炉の開発、量産を実現しており、中国国内市場シェアは12%前後。また、炭化ケイ素結晶育成装置の中国国内市場シェアは28%前後で、業界をリードしている。

 22年12月期の売上高は2億2199万元(前期比13.89%増)、純利益は3454万元(同26.47%減)。23年1〜3月期の業績予測は売上高が3750万〜4500万元(前年同期比2.62〜3.15倍)、純利益が100万〜500万元(同2.22〜3.10倍)。

 新規上場に伴い調達予定の4億7620万元(約93億円)は、約57%の2億7365万元を本社の生産・研究開発センター建設プロジェクトに、約43%の2億255万元を半導体結晶育成設備の取り付け測定・テスト工場エリア建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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