日経平均は154円安、円高重しで売り先行

 8日午前10時時点の日経平均株価は前営業日比154円43銭安の2万9003円52銭。朝方は、売りが先行した。大型連休中に外国為替市場で円高・ドル安が進行したことが重しとなり、一時2万8996円06銭(前営業日比161円89銭安)まで値を下げた。その後もさえない展開となっている。

 業種別では、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、ENEOS<5020.T>、出光興産<5019.T>、コスモエネH<5021.T>などの石油石炭製品株が軟調。三菱UFJ<8306.T>、りそなHD<8308.T>、コンコルディ<7186.T>などの銀行株や、T&DHD<8795.T>、第一生命HD<8750.T>などの保険株も売られている。資生堂<4911.T>、JSR<4185.T>、日産化学<4021.T>などの化学株も値を下げている。

 半面、ANA<9202.T>、JAL<9201.T>などの空運株は堅調。大王紙<3880.T>、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ・紙株や、任天堂<7974.T>、アシックス<7936.T>などのその他製品株も高い。東武<9001.T>、小田急<9007.T>、京成<9009.T>などの陸運株も買われ、東電力HD<9501.T>、中国電力<9504.T>、東ガス<9531.T>などの電気・ガス株も値を上げている。

 個別では、ADWAYS<2489.T>、アルインコ<5933.T>、ジャムコ<7408.T>などが値下がり率上位。半面、JVCKW<6632.T>、Ubicom<3937.T>、ADワークス<2982.T>などが値上がり率上位。

提供:ウエルスアドバイザー社

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