日経平均は102円安、米国株安で売り先行

 10日午前10時時点の日経平均株価は前日比102円29銭安の2万9140円53銭。朝方は、9日の米国株安を受け、売りが先行した。きのう日経平均が1年4カ月ぶりの高値水準に浮上したことで、高値警戒感から利益確定売りが出やすく、一時2万9107円11銭(前日比135円71銭安)まで値を下げた。その後は下げ渋っているが、戻りは鈍い。

 業種別では、ブリヂス<5108.T>、TOYO<5105.T>などのゴム製品株が軟調。第一三共<4568.T>、エーザイ<4523.T>などの医薬品株も安い。日産自<7201.T>、トヨタ<7203.T>、三菱自<7211.T>などの輸送用機器株も値を下げている。東エレク<8035.T>、太陽誘電<6976.T>、レーザーテク<6920.T>などの電機株や、ダイキン<6367.T>、日立建機<6305.T>、クボタ<6326.T>などの機械株も売られている。

 半面、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>、冶金工<5480.T>などの鉄鋼株が堅調。海運株では、郵船<9101.T>が高い。三井住友<8316.T>、京都銀行<8369.T>などの銀行株も引き締まっている。

 個別では、レノバ<9519.T>、メディシス<4350.T>、ポピンズ<7358.T>などが値下がり率上位。半面、山田コンサル<4792.T>がストップ高となり、丸井G<8252.T>、テクマト<3762.T>などが値上がり率上位。

提供:ウエルスアドバイザー社

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