【深センIPO】仮想商品ソリューションの蜂助手、初値は公開価格を63.03%上回る38.8元

サーチナ

中国株

2023/5/18 9:13

 デジタル仮想商品を提供する蜂助手(301382/深セン)が5月17日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格23.80元に対し、初値は63.03%高い38.80元だった。終値は同83.45%高の43.66元だった。

 同社は2012年に広州蜂幇手網絡科技として設立した民営企業で、15年に株式会社化した。インターネットにおけるデジタル化仮想商品の総合プロバイダーで、主にモバイルネットワーク関連の顧客に対してバーチャル商品の総合運営サービスを、IoT関連顧客に対してトラフィックやハードウェア、シーン、クラウド端末技術などの各種ソリューションプランを提供する。中国移動、中国電信、中国聯通の中国電気通信3大キャリアと直接の提携関係を結んでいるほか、愛奇芸、優酷などのインターネット動画配信サービスや中国建設銀行、中国銀行、OPPO、VIVOなどの大手企業を顧客に持つ。

 22年12月期の売上高は8億7854万元(前期比22.89%増)、純利益は1億2505万元(同18.68%増)。23年1〜3月期の売上高は1億8851万〜2億3040万元(前年同期比11.98〜36.87%増)、純利益は2580万〜3153万元(同3.89〜26.98%増)。

 新規上場に伴い到達予定の4億5382万元(約89億円)は、約44%の2億120万元をデジタル化仮想商品総合サービスクラウドプラットフォーム構築プロジェクトに、約19%の8673万元を研究開発センター建設プロジェクトに、約4%の1644万元をスマート駐車管理システム開発・応用プロジェクトに、約6%の2943万元を販売ネットワーク構築プロジェクトに、約26%の1億2000万元を流動資金の補充に用いる。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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