日経平均は218円程度高、株価指数先物に断続的な買いで上げ幅拡大=6月1日前場

 6月1日午前10時5分すぎの日経平均株価は、前日比218円程度高い3万1106円前後で推移する。午前9時32分には、同234円16銭高の3万1122円04銭を付ける場面がみられた。朝方は、きのう5月31日に大幅反落した弱い動きが継続したことに加え、外国為替相場が、円高方向に振れていたことから、売りが先行。方向感に乏しい動きがみられたものの、株価指数先物に断続的な買いが入ったことをきっかけに、上げ幅を拡大。その後も、出遅れていた投資家の参入や押し目を拾う動きなどで、堅調な動きとなっているようだ。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、5月31日の大阪取引所清算値比70円安の3万780円だった。

 業種別では、26業種が上昇、7業種が下落。NTT<9432.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株が上昇。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株も高い。アサヒ<2502.T>、JT<2914.T>などの食料品株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株も堅調。武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株や、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株もしっかり。一方、東京海上<8766.T>、T&DHD<8795.T>などの保険株が下落している。

 個別では、菱洋エレク<8068.T>、日本CMK<6958.T>、エスクリ<2196.T>、ブレインパッド<3655.T>、フェイスNW<3489.T>などが上昇。半面、オロ<3983.T>、DmMiX<7354.T>、ビーウィズ<9216.T>、大平金<5541.T>、セレス<3696.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時5分時点で、1ドル=139円台の前半(5月31日は139円74-76銭)、1ユーロ=148円台の後半(同149円14-18銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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