26日の東京外国為替市場見通し=ドル・円、神経質な展開か

為替

2023/6/26 8:40

ドル・円予想レンジ:1ドル=142円00銭-144円80銭

 26日の東京外国為替市場で、ドル・円は神経質な展開とみる。前週末の米国時間は、FRB(米連邦準備制度理事会)高官によるタカ派的な発言が伝わり、ドル買い・円売りが優勢となった。日米の金融政策の方向性が異なることを材料に、ドル・円は引き続き底堅い展開が予想されるが、22年11月以来のドル高・円安水準ということで、日本の当局による介入も警戒される。朝方にも、神田財務官が足元の円安について、「適切に対応していく」などと発言、やや円が買われる場面があった。日中も当局者による発言には注意したい。一方、週末はロシアの民間軍事会社ワグネルが一時的に反旗を翻しており、短期的にはロシア情勢の緊迫化を意識したリスク回避の動きも強まりそうだ。

<主な経済指標・イベント>

国内:5月企業向けサービス価格指数、6月15-16日開催分の日銀金融政策決定会合における主な意見

北米:米2年国債入札

欧州:独6月Ifo企業景況感指数

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、為替取引に当たっては自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:ウエルスアドバイザー社

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