日経平均は135円安、利益確定売り先行も下げ渋る

 5日午前10時時点の日経平均株価は前日比135円44銭安の3万3287円08銭。4日の米国市場が休場で手掛かり材料に乏しい中、日経平均は高値圏で利益確定売りが出やすく、前場の早い段階で3万3041円14銭(前日比381円38銭安)まで下落した。一巡後は、押し目買いに下げ渋り、一時3万3308円81銭(同113円71銭安)まで引き戻した。ただ、買い進む動きにはつながらず、その後は一服商状となっている。

 業種別では、HOYA<7741.T>、オリンパス<7733.T>などの精密株が軟調。東武<9001.T>、小田急<9007.T>、JR西日本<9021.T>などの陸運株や、三菱倉<9301.T>、住友倉<9303.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸関連株も安い。ファストリテ<9983.T>、7&iHD<3382.T>、丸井G<8252.T>などの小売株も売られ、住友不<8830.T>、東急不HD<3289.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株も値を下げている。リクルートH<6098.T>、エムスリー<2413.T>、電通グループ<4324.T>などのサービス株もさえない。

 半面、川崎汽<9107.T>、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が堅調。第一三共<4568.T>、住友ファーマ<4506.T>などの医薬品株も高く、第一生命HD<8750.T>、MS&AD<8725.T>などの保険株も買われている。INPEX<1605.T>、K&Oエナジ<1663.T>などの鉱業株も引き締まっている。

 個別では、LinkU<4446.T>、東テク<9960.T>、ARM<8769.T>などが値下がり率上位。半面、アスクル<2678.T>、イントラスト<7191.T>、エンシュウ<6218.T>などが値上がり率上位。

提供:ウエルスアドバイザー社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ