明日の日本株の読み筋=方向感に乏しい展開か、利益確定売り警戒残るも押し目買い意欲根強い

国内市況

株式

2023/7/5 16:30

 あす6日の東京株式市場で、主要株価指数は方向感に乏しい展開か。6月13-14日開催のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事録の内容を受けて、休場明け5日の米国株式がどう反応するかが注目される。ただ、米国では6日に6月ADP(オートマチック・データ・プロセシング)雇用統計、6月ISM(米供給管理協会)非製造業景況指数など、週末7日には6月雇用統計が発表されるスケージュールにあり、積極的な売買は期待しにくい。

 一方、国内では高値圏で利益確定売りへの警戒感が残るものの、押し目買い意欲も根強い。5日の日経平均株価は続落し、3万3338円(前日比83円安)で引けた。4日の米国市場が独立記念日の祝日で休場となり、手掛かり材料に乏しい中、利益確定売りが先行した。前場の早い段階で3万3041円(前日比381円安)まで下落したが、一巡後は3万3389円(同33円安)まで引き戻す場面もあった。市場では、「3万3000円に近づくと押し目買いや買い戻しが入ってくる」(銀行系証券)とし、下値抵抗力が指摘された。ただ、3日にバブル経済崩壊後の最高値(終値で3万3753円)を付けたばかりで、上値では利益確定売りが出やすい面もある。

提供:ウエルスアドバイザー社

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