(再送)テンポイノベ、24年3月期の第1四半期決算を発表、売上好調も事業拡大に伴う費用増により減益

株式

2023/8/3 16:05

 テンポイノベーション<3484.T>が3日大引け後、2024年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算を発表した。

 売上高は34億1000万円(前年同期比13.5%増)、営業利益は2億4400万円(同14.6%減)、経常利益は2億7700万円(同9.4%減)、純利益は1億8900万円(同9.8%減)だった。転貸借物件数の増加により増収となる一方、採用費、給与およびシステム関連費といった事業拡大のための費用増などにより減益となった。

 主要事業は好調で、第1四半期の転貸借物件の成約数(転貸借契約を締結した数)は119件(前年同期は107件)と、コロナ前の四半期ごとの成約数水準である約100件を大きく上回った。月別に見ても、4月40件(同37件)、5月34件(同30件)、6月45件(同40件)と、それぞれ前年同期を上回っている。

 通期業績予想は据え置きで、売上高148億4400万円(前期比13.6%増)、営業利益12億7600万円(同5.3%増)、経常利益13億600万円(同3.2%増)、純利益8億9100万円(同0.7%増)を見込む。通期予想に対する第1四半期決算の進ちょく率は売上高23.0%、営業利益19.2%、経常利益21.2%、純利益21.2%。将来に向けた投資のための費用増により、第1四半期時点における利益面はややビハインドとなった。

 一方、今期より配当方針を変更し、配当性向40%水準となる積極的な利益還元を予定。24年3月期の1株当たり配当金は、3期連続の増配となる20円を予想している。

提供:ウエルスアドバイザー社

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