日経平均は389円高、米国株高を受け買い優勢、円安も支え

 28日午前10時時点の日経平均株価は前週末比389円49銭高の3万2013円77銭。朝方は、買い優勢で始まった。パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が25日に国際経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」で講演し、想定内の内容との見方が広がり、前週末の米主要株価指数がそろって上昇。円安進行も支えとなり、日経平均は上げ幅を拡大し、3万2000円台に乗せ、堅調に推移している。

 業種別では、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>、コスモエネH<5021.T>などの石油石炭製品株が堅調。ダイキン<6367.T>、日立建機<6305.T>、SMC<6273.T>などの機械株や、東京海上<8766.T>、T&DHD<8795.T>などの保険株も高い。トヨタ<7203.T>、日産自<7201.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も買われている。大王紙<3880.T>、日本紙<3863.T>、北越コーポ<3865.T>などのパルプ・紙株や、日本製鉄<5401.T>、神戸鋼<5406.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株も引き締まっている。

 半面、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が軟調。JR西日本<9021.T>、西武HD<9024.T>、京成<9009.T>などの陸運株も安く、三越伊勢丹<3099.T>、高島屋<8233.T>、Jフロント<3086.T>、パンパシI<7532.T>などの小売株も売られている。

 個別では、MDV<3902.T>、日鉄鉱<1515.T>、エンプラス<6961.T>などが値上がり率上位。半面、NSD<9759.T>、ヨシムラFH<2884.T>、日金属<5491.T>などの下げが目立つ。

提供:ウエルスアドバイザー社

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