日経平均は124円程度高、株価指数先物にまとまった買いで上値を試す場面も=31日前場

 31日午前10時すぎの日経平均株価は、前日比124円程度高い3万2458円前後で推移する。きのう30日の堅調な値動きや、現地30日の米国株式が上昇したことを受け、買いが先行した。株価指数先物にまとまった買いが入ったことをきっかけに、上げ幅を拡大。午前9時22分には、同155円33銭高の3万2488円79銭を付けるなど、上値を試す場面もみられた。その後は、戻り待ちの売りに上値は重いもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、30日の大阪取引所清算値比110円高の3万2390円だった。

 業種別では、25業種が上昇、8業種が下落している。JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株が上昇。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株も高い。日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株も堅調。帝人<3401.T>、ゴールドウイン<8111.T>などの繊維株や、SUMCO<3436.T>、洋缶HD<5901.T>などの金属製品株もしっかり。一方、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券・商品先物株が下落している。

 個別では、ダイコク電機<6430.T>、ヨシムラFH<2884.T>、オエノンHD<2533.T>、いちご<2337.T>、牧野フライス<6135.T>などが上昇。半面、サニーサイド<2180.T>、三菱紙<3864.T>、河西工<7256.T>、gumi<3903.T>、芝浦<6590.T>などが下げている。

 東京外国為替市場は午前10時時点で、1ドル=146円トビ台(30日は146円37-39銭)、1ユーロ=159円台の半ば(同159円02-06銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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