日経平均は324円安、米株下落で広範囲に売り先行

 22日午前10時時点の日経平均株価は前日比324円57銭安の3万2246円46銭。朝方は、広範囲に売りが先行した。21日の米国株式市場では、金融引き締めの長期化懸念が根強く長期金利の上昇とともに主要株価指数がそろって下落。この流れを受け、日経平均は前場早々に3万2154円53銭(前日比416円50銭安)まで下押しした。一巡後は下げ渋っているが、戻りは限定されている。

 業種別では、東電力HD<9501.T>、関西電力<9503.T>、東北電力<9506.T>などの電気・ガス株が軟調。住友電工<5802.T>、フジクラ<5803.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も安い。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>、川崎汽<9107.T>などの海運株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>、東製鉄<5423.T>などの鉄鋼株も値を下げている。丸紅<8002.T>、三井物産<8031.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株や、日産自<7201.T>、トヨタ<7203.T>、三菱自<7211.T>、マツダ<7261.T>などの輸送用機器株も売られている。

 半面、HOYA<7741.T>、ニコン<7731.T>などの精密株が堅調。空運株では、ANA<9202.T>が引き締まっている。

 個別では、DDグループ<3073.T>、アーレスティ<5852.T>、ZHD<4689.T>などが値下がり率上位。半面、SANKYO<6417.T>がストップ高カイ気配となり、ピアラ<7044.T>、日テレHD<9404.T>は一時ストップ高。

提供:ウエルスアドバイザー社

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