明日の日本株の読み筋=もみ合い商状か、国内に手掛かり材料乏しい

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株式

2023/10/18 16:30

 あす19日の東京株式市場は、もみ合い商状か。引き続き米長期金利・株式動向にらみの展開ながら、中東情勢に対する不透明感を引きずったままであり、その行方にも注視する必要がある。国内では手掛かり材料に乏しい上、主要企業の4-9月期決算を控えおり、積極的な売買は期待しにくい。

 18日の日経平均株価は小幅ながら続伸し、3万2042円(前日比1円高)引けとなった。朝方は、17日の米ハイテク株安が重しとなり、売りが先行した。日経平均はいったん上げに転じたが、再度軟化し、前場前半には下げ幅が一時170円を超えた。一巡後は再度プラス圏入りし、後場終盤には60円強上昇する場面もあった。18日に半導体開発で英アーム、台湾積体電路製造(TSMC)と協業すると発表したソシオネクス<6526.T>が上伸し、他の半導体関連株にも買いが波及し、指数を支えた。テクニカル上では、きのうに続き3万2000円を挟んで一進一退の展開であり、「新たな材料待ち」(中堅証券)との声が聞かれた。

提供:ウエルスアドバイザー社

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