日経平均が595円安と3日ぶり大幅反落、プライム値下がり銘柄数は1400超=19日前場

 19日前場の日経平均株価は、前日比595円26銭安の3万1446円99銭と3日ぶりに大幅反落し、きょうの安値で取引を終えた。朝方から売りが先行。売り一巡後は、やや下げ渋る場面もみられたが、株価指数先物に断続的な売りが出たことをきっかけに、下値模索の展開となった。香港ハンセン指数や韓国KOSPI指数、中国・上海総合指数などが下落していることも意識されたようだ。東証プライムの出来高は6億714万株、売買代金は1兆6085億円。騰落銘柄数は値上がりが332銘柄、値下がりが1457銘柄、変わらず47銘柄で、プライム採用銘柄の8割近い銘柄が下落した。

 市場では「手がかり材料に乏しいなか、買い戻しの動き以外はみられず、落ち着きどころを探る展開が続きそう」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、31業種が下落し、パルプ紙と陸運の2業種が上昇した。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が下落。三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株や、SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株も安い。日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株や、武田薬<4502.T>、エーザイ<4523.T>などの医薬品株も軟調。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も軟調。オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も弱い。一方、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株が上昇している。

 個別では、コプロHD<7059.T>、エンプラス<6961.T>、アンビス<7071.T>、ソシオネクス<6526.T>、マルマエ<6264.T>などが下落。半面、カナデン<8081.T>、ヴィアHD<7918.T>、IDOM<7599.T>、北の達人<2930.T>、ウェルネット<2428.T>などが上昇している。

提供:ウエルスアドバイザー社

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