明日の日本株の読み筋=落ち着きどころを探る展開か

株式

2023/11/7 16:31

 8日の東京株式市場は、落ち着きどころを探る展開か。日経平均株価は、心理的なフシ目の3万2000円や、13週移動平均線(3万1997円)などが意識されそう。足元で値動きの荒い展開となっているが、市場では「きのう6日ときょう7日に大きく値幅が出たことで、先物絡みの売買はある程度解消されたのではないか」(中堅証券)との見方があった。一方で、「不安定な値動きは続くとみられ、週末のSQ(特別清算指数)値の算出を前に、株価指数への思惑的な売買には注意したい」(別の中堅証券)との声も聞かれた。引き続き米国株頼みの展開だが、決算発表がピークに近づくなか好業績銘柄への選別物色が続くとみられる。

 7日の日経平均株価は、前日比436円66銭安の3万2271円82銭と5日ぶりに大幅反落し、ほぼ安値圏で取引を終了した。きのうまで直近4営業日で2000円超の上昇となっていた反動や、時間外取引で米株価指数先物が下落し、アジア市場の株価が軟調に推移したことも意識された。

提供:ウエルスアドバイザー社

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