日経平均は228円程度高、買い先行後も堅調な値動きが続く=9日前場

 9日午前10時5分すぎの日経平均株価は、前日比228円程度高い3万2394円前後で推移する。朝方から買いが先行したが、株価指数先物に断続的な売りが出て、上げ幅を縮小する場面がみられたものの、足元では堅調に推移する。午前10時2分には、同245円72銭高の3万2412円20銭を付けている。現地8日の米国市場では、NYダウが8日ぶりに反落した一方、ナスダック総合指数は9日続伸。米国市場でハイテク株が総じて堅調だったことから、その影響を受けやすい銘柄に買いが入ったようだ。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、8日の大阪取引所清算値比210円高の3万2480円だった。

 業種別では、33業種のうち23業種が上昇、10業種が下落している。タカラトミー<7867.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株が上昇。信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株も高い。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も堅調。AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株もしっかり。一方、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株が下落している。

 個別では、ローランド<7944.T>、TOWA<6315.T>、シュッピン<3179.T>、ミツバ<7280.T>、ニチコン<6996.T>などが上昇。半面、サンアスタ<4053.T>、福山通<9075.T>、フジクラ<5803.T>、カーバイド<4064.T>、堺化学<4078.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時5分時点で、1ドル=150円台の後半(8日は150円67-69銭)、1ユーロ=161円台の半ば(同160円92-96銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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