米国株式市場:金融引き締め策の継続を意識、NYダウ続落、ナスダックは10日ぶり反落

株式

2023/11/10 7:46

 9日の米国株式は、NYダウが前日比220.33ドル安の3万3891.94ドルと続落、ナスダック総合指数が同128.966ポイント安の1万3521.448ポイントと10日ぶりに反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億9926万株、ナスダック市場が52億954万株だった。

 パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長のIMF(国際通貨基金)でのあいさつ文の草稿で、インフレ率を長期的に2%とするため、制約的な金融政策スタンスを達成することにコミットしているが「そのようなスタンスを達成できたと確信しているわけではない」とした。金融引き締め策の継続が意識され、米10年物国債の利回りが4.6%台に上昇(価格は下落)し、株価の重しとなった。NYダウ採用銘柄では、アムジェンやホーム・デポ、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスなどが値下がり率の上位に入っている。

 シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、9日の大阪取引所清算値比85円安の3万2515円だった。

提供:ウエルスアドバイザー社

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