MSCI指数定期見直し、日本株は「ゼロ増・10減」―ガイシや京王など除外

株式

2023/11/15 9:51

 日本時間の15日朝に発表されたMSCI指数の定期銘柄見直しで、サイバーエージェント<4751.T>やパーソルホールディングス<2181.T>、日本ガイシ<5333.T>、栗田工業<6370.T>、京王電鉄<9008.T>など10銘柄が除外となった。一方、新規の採用はゼロだった。

 大和証券ではこれを受けたリポートで、日本株へのインパクトを分析。パッシブファンドによる売り需要について、過去3カ月の1日平均売買高に換算して栗田工、京王を約10日分超と試算した。ガイシ、パーソルHDも売り需要が9日分超となる可能性がある。

 除外される銘柄はほかに、博報堂DYホールディングス<2433.T>とウエルシアホールディングス<3141.T>、GMOペイメントゲートウェイ(GMOPG)<3769.T>、小林製薬<4967.T>、LIXIL<5938.T>。

 また、日本株指数の時価総額が0.83%減少することで、他の地域とのウエートの相対変化により日本株全体で1200億円の資金流出が発生すると同証券は予想している。

 この日は京王が急落して年初来安値を更新し、ガイシも売り込まれている。このほか、パーソルHDや栗田工も安い。前日に決算説明会を開いたGMOPGは大幅高で寄り付いた後に失速。一方、サイバーはプラス圏を維持している。

提供:ウエルスアドバイザー社

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