7日の東京外国為替市場見通し=ドル・円、荒い値動きに警戒

為替

2023/12/8 8:43

ドル・円予想レンジ:1ドル=143円00銭-145円20銭

 7日の東京外国為替市場で、ドル・円は値動きの荒い展開に注意したい。米国時間は日中の植田日銀総裁の発言を受けた日銀の金融政策正常化への思惑から円買いが先行し、東京時間は146円台で推移していたドル・円が一時141円台まで下落するなど円高が急速に進行。その後は144円台まで値を戻した。引き続き米利上げ局面の終了観測に加え、日銀による金融政策の修正観測がドル・円の重しになるとみられるが、今晩の米11月雇用統計のほか、12-13日のFOMC(米連邦公開市場委員会)や18-19日の日銀金融政策決定会合を前にしたポジション調整の動きも強まりそう。振れ幅も大きくなりやすい点は留意したい。

<主な経済指標・イベント>

国内:7-9月期GDP(国内総生産)改定値、10月貿易収支、11月景気ウォッチャー調査

アジア太平洋:インド中銀が政策金利を発表、フィリピンが休場

北米:米11月雇用統計、米12月ミシガン大学消費者態度指数

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、為替取引に当たっては自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:ウエルスアドバイザー社

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