(再送)<新興国eye>ブラジル中銀週報:23年と24年のGDP伸び率見通しをいずれも引き上げ

新興国

2023/12/12 8:47

 ブラジル中央銀行が11日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、23年実質GDP(国内総生産)伸び率の見通しは前週予想の2.84%増から2.92%増に引き上げられた。1カ月前は2.89%増だった。24年の見通しも1.50%増から1.51%増に引き上げられた。1カ月前は1.50%増だった。

 また、IPCA(拡大消費者物価指数)で見た23年のインフレ見通しは前週予想の4.54%上昇から4.51%上昇に引き下げられた。1カ月前は4.59%上昇だった。他方、24年の見通しは3.92%上昇から3.93%上昇に引き上げられた。引き上げは2週連続。1カ月前は3.92%上昇だった。

 23年末時点の政策金利見通しは前週予想の11.75%に据え置かれた。据え置きは18週連続。24年末時点の見通しも9.25%に据え置かれた。据え置きは6週連続。次回12月13日会合時点の見通しも11.75%に据え置かれた。据え置きは18週連続。

 一方、為替(対ドル)レートの見通しは、23年末時点の見通しが前週予想の4.99レアルから4.95レアルに引き下げられた。引き下げは2週連続。1カ月前は5.00レアルだった。24年末時点の見通しも5.03レアルから5レアルに引き下げられた。引き下げは2週連続。1カ月前は5.08レアルだった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、上場MSエマ<1681.T>、上場EM債<1566.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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