日経平均は385円程度安、前週末の反動や戻り待ちの売りで軟調推移=18日前場

 18日午前10時2分すぎの日経平均株価は、前週末比385円程度安い3万2584円前後で推移する。朝方から前週末に反発した反動や、戻り待ちの売りが先行。その後も弱い展開で、午前9時47分には、同387円52銭安の3万2583円03銭を付けている。手がかり材料難のなか、積極的な売買は限られているもようで、軟調に推移する。現地15日の米国市場では、NYダウとナスダック総合指数が7日続伸。NYダウは3日続けて史上最高値を更新しているが、日経平均株価は連動していない。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末15日の大阪取引所清算値比260円安の3万2630円だった。

 業種別では、33業種のうち32業種が下落、海運1業種が上昇している。東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株が下落。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株も安い。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株も軟調。大林組<1802.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株も弱い。一方、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が上昇している。

 個別では、セルソース<4880.T>、プロレドP<7034.T>、エニグモ<3665.T>、大真空<6962.T>、インフォMT<2492.T>などが下落。半面、ギフトHD<9279.T>、LinkU<4446.T>、巴工業<6309.T>、エコス<7520.T>、HIS<9603.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前10時2分時点で、1ドル=142円台の前半(前週末15日は141円96-99銭)、1ユーロ=154円台の後半(同156円07-11銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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