日経平均は429円高、米株高や為替の落ち着きもあり高値圏で推移=20日前場

 20日午前10時1分すぎの日経平均株価は、前日比429円程度高い3万3644円前後で推移する。日銀の緩和策維持を受け、きのう19日に反発した動きが継続。午前9時56分には、同470円17銭高の3万3689円56銭を付けている。外国為替市場で、円がドルやユーロに対して落ち着いた動きとなっていることも支えとなり、高値圏での推移となっている。現地19日の米国市場では、NYダウとナスダック総合指数が9日続伸し、NYダウは5日続けて史上最高値を更新するなど、強い動きとなっている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、19日の大阪取引所清算値比200円高の3万3330円だった。

 業種別では、33業種のうち31業種が上昇、電気ガスと倉庫運輸の2業種が下落している。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株が上昇。信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株も高い。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株も堅調。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株もしっかり。一方、東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株が下落している。

 個別では、クラボウ<3106.T>、TOPPAN<7911.T>、ユニオンツール<6278.T>、鎌倉新書<6184.T>、イーレックス<9517.T>などが上昇。半面、楽天銀行<5838.T>、パルGH<2726.T>、関西電力<9503.T>、ISID<4812.T>、早稲アカ<4718.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時1分時点で、1ドル=143円台の後半(19日は144円16-18銭)、1ユーロ=157円台の後半(同157円54-58銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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