<新興国eye>ブラジル中銀週報:24年インフレ見通しを3.87%上昇に引き下げ

新興国

2024/1/16 8:43

 ブラジル中央銀行が15日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、IPCA(拡大消費者物価指数)で見た24年のインフレ見通しは前週予想の3.90%上昇から3.87%上昇に引き下げられた。1カ月前は3.93%上昇だった。25年の見通しは3.50%上昇に据え置かれた。据え置きは25週連続。1カ月前も3.50%上昇だった。

 また、24年実質GDP(国内総生産)伸び率の見通しは前週予想の1.59%増に据え置かれた。1カ月前は1.51%増だった。25年の見通しも2.00%増に据え置かれた。据え置きは5週連続。

 24年末時点の政策金利の見通しは9.00%に据え置かれた。据え置きは3週連続。1カ月前は9.25%だった。1月31日の次回会合時点の見通しも11.25%に据え置かれた。据え置きは23週連続。25年末時点の見通しも8.50%に据え置かれた。据え置きは6週連続。

 一方、為替(対ドル)レートの見通しは、24年末時点の見通しが前週予想の5.00レアルから4.95レアルに引き下げられた。1カ月前は5.00レアルだった。25年末時点の見通しは5.00レアルに据え置かれた。1カ月前は5.08レアルだった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、上場MSエマ<1681.T>、上場EM債<1566.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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