<米国株情報>ハーツ、電気自動車2万台を売却へ―EVのレンタル需要低迷

株式

2024/1/16 10:02

 レンタカー大手のハーツ・グローバル・ホールディングス<HTZ>は11日、SEC(米証券取引委員会)に提出した報告書で、保有する約2万台のEV(電気自動車)を売却すると発表した。同社が保有するEVの約30%に相当する。すでに売却を進めており、24年中に完了させたい考え。

 EVの需要が低迷していることが主な理由で、EVの売却で得た資金は、ガソリン車の購入に充てる予定。ハーツでは、24年末までに少なくとも全車両の25%をEVにするという目標を掲げていたが、この方針を転換することになる。ハーツのスティーブン・シャーCEO(最高経営責任者)は、「EVの供給を需要に合わせるという現実的な対応だ」と述べた。

 EV売却に伴い、23年12月期第4四半期(10-12月)決算で、現金支出を伴わない減損損失が2億4500万ドル増加する見通し。ただ、ガソリン車への転換により、今後2年間で計2億4500万ドルの利益改善と、計20億5000万-3億ドルのフリーキャッシュフローの増加を見込んでいる。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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