日経平均は458円程度高、取引時間中の昨年来高値を更新=17日前場

 17日午前10時3分すぎの日経平均株価は、前日比458円程度高い3万6078円前後と高値圏で推移する。きのう16日に7日ぶりに反落した反動や、現地16日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値が、16日の大阪取引所清算値比205円高の3万5855円だったこともあり、買いが先行。午前9時37分には、同479円88銭高の3万6099円06銭と、15日に付けた取引時間中の昨年来高値(3万6008円)を更新している。現地16日の米国株式市場では、ウォラーFRB(米連邦準備制度理事会)理事が講演で、「金融政策の変更は急ぐ必要はない」と発言したことを受け、早期の利下げ期待が後退。NYダウが続落し、ナスダック総合指数は7日ぶりに反落した。

 業種別では、33業種のうち31業種が上昇、2業種が下落している。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株が上昇。三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株や、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株も高い。SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株も堅調。7&iHD<3382.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株もしっかり。一方、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、中外薬<4519.T>、エーザイ<4523.T>などの医薬品株が下落している。

 個別では、さくら<3778.T>、プロネクサス<7893.T>、サワイGHD<4887.T>、東プレ<5975.T>、大真空<6962.T>などが上昇。半面、ヤマエGHD<7130.T>、JIA<7172.T>、ホギメディ<3593.T>、ビーウィズ<9216.T>、イビデン<4062.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時3分時点で、1ドル=147円台の前半(16日は146円15-17銭)、1ユーロ=160円台の前半(同159円56-60銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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