<新興国eye>トルコ1月消費者信頼感指数、80.4―5カ月連続上昇、7カ月ぶり高水準

新興国

2024/1/24 8:57

 トルコ統計局が23日発表した1月の消費者信頼感指数(季節調整後)は前月比3.9%上昇の80.4と、前月(12月)の77.4(前月比2.6%上昇)を上回り、5カ月連続で上昇、23年6月(85.1)以来7カ月ぶりの高水準となった。また、1年前の79.1を1.6%上回った。

 消費者信頼感指数は23年5月に91.1と、18年7月(92.1)以来4年10カ月ぶりの高水準に達し、直近ピークとなり、それ以降、同8月(68.0)まで3カ月連続で低下したが、同9月(71.5)から回復傾向にある。

 サブ指数のうち、向こう12カ月の経済の先行きを占う景気期待指数は前月比1.8%上昇の77.2と、前月の75.8(前月比3.3%上昇)を上回り、5カ月連続で上昇。依然、23年7月(82.2)以来の高水準となっている。

 また、1年前と比べた現在の家計収入の状況を示す現況指数も同6.0%上昇の67.2と、前月の63.4(同3.4%上昇)を上回り、4カ月連続で上昇、23年6月(69.1)以来の高水準となった。

 このほか、向こう12カ月の家計収入の先行きを占う家計指数も同4.5%上昇の79.5と、前月の76.1(同2.1%上昇)を上回り、5カ月連続で上昇。23年6月(85.8)以来の高水準となった。

 向こう12カ月の失業者数の先行きを占う雇用指数は同1.1%上昇の73.9と、前月の73.1(同0.5%上昇)を上回り、3カ月連続で上昇。23年7月(75.6)以来の高水準となった。同指数の上昇は雇用増、反対に低下は雇用減を示す。

 また、向こう12カ月のインフレの先行き(減速期待)を占うインフレ指数は同4.8%低下の54.0と、前月の56.7(同3.6%低下)を下回り、3カ月連続で低下した。同指数の低下はインフレ上昇を意味する。

 向こう12カ月の耐久財を購入すべきかどうか判断する耐久財購入判断指数は同3.6%上昇の97.9と、前月の同2.0%上昇の94.5を上回り、2カ月連続で上昇、23年5月(99.1)以来の高水準となった。

 同指数はゼロから200までで算出され、判断の分かれ目は100で、100を超えると「楽観的な見通し」、100を下回ると「悲観的な見通し」を示す。

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 上場MSエマ<1681.T>

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