31日の東京株式市場見通し=弱含みの展開か

国内市況

2024/1/31 7:47

 予想レンジ:3万5600円-3万6100円(30日終値3万6065円86銭)

 31日の東京株式は、弱含みの展開か。きのう30日の日経平均株価は小幅に続伸したものの、戻り待ちの売りに上値を抑えられる格好だった。積極的に買い進む材料に乏しいなか、模様眺めムードが広がる場面が想定される。また、通常取引終了後に決算を発表したマイクロソフトやアルファベット(グーグルの持株会社)が、時間外取引で下落したことも重しとして意識されそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=147円台の半ば(30日は147円23-25銭)、ユーロ・円が1ユーロ=160円トビ台(同159円34-38銭)と、やや円安方向にある。30日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、アドバンテス<6857.T>、ファナック<6954.T>、ローム<6963.T>などが、30日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、30日の大阪取引所清算値比70円安の3万5930円だった。(高橋克己)

31日の主な経済指標・スケジュール

【国内】

・ 8:50 12月商業動態統計、12月鉱工業生産

・1月22、23日開催の日銀金融政策決定会合の「主な意見」

・決算発表=NRI<4307.T>、塩野義薬<4507.T>、第一三共<4568.T>、日立<6501.T>、富士通<6702.T>、TDK<6762.T>、りそなHD<8308.T>、三住トラスト<8309.T>、野村<8604.T>、JR東日本<9020.T>、商船三井<9104.T>、ANA<9202.T>

【海外】(時間は日本時間)

・10:30 中国1月コンポジットPMI・製造業PMI・非製造業PMI

・22:15 米1月ADP雇用統計

・パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長会見

・ブラジル中銀政策金利発表

・決算発表=(アジア)サムスン電子(米国)ADP、ボーイング、ボストン・サイエンティフィック、コルテバ、マスターカード、クアルコム

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:ウエルスアドバイザー社

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