日本化学が急反発し昨年来高値、24年3月期第3四半期決算は減収ながら増益を確保

株式

2024/2/9 16:37

 日本化学工業<4092.T>が急反発。一時206円高の2151円を付け、3月9日の昨年来高値2088円を大きく更新した。8日引け後、24年3月期第3四半期累計(23年4-12月)の連結決算を発表。減収ながら増益を確保し、好感された。

 第3四半期累計の決算は、売上高が286億6100万円(前年同期比2.7%減)、営業利益は16億4700万円(同5.5%増)だった。売上高は、液晶や半導体および通信向け、一般工業向けなどの主要取引先における販売数量が依然として低調に推移した。一方、価格改定やコスト削減などを進めたほか、ホスフィン誘導体における新製品売上寄与もあり、収益性が改善し増益となった。

 24年3月期業績予想は、売上高400億円(前期比5.1%増)、営業利益16億円(同23.8%増)を据え置き。第3四半期累計決算の通期業績予想に対する進ちょく率は、売上高で71.7%、営業利益は超過達成となっている。

 9日の終値は、前日比180円高の2125円。

提供:ウエルスアドバイザー社

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