日経平均は155円程度高、買い一巡後も堅調推移=27日前場

 27日午前10時2分すぎの日経平均株価は、前日比155円程度高い3万9388円前後で推移する。きのう26日に、連日で終値ベースの史上最高値を更新した強い動きが継続。シカゴ日経平均先物の円建て清算値が、26日の大阪取引所清算値比110円高の3万9340円だったこともあり、買い優勢で取引を開始した。午前9時49分には、同158円97銭高の3万9392円68銭と、きのう26日の取引時間中の史上最高値(3万9388円)を更新した。その後も堅調な値動きとなっている。

 業種別では、33業種のうち17業種が上昇、16業種が下落している。日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株が上昇。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も高い。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、東ガス<9531.T>、大ガス<9532.T>などの電気ガス株も堅調。三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株や、ノリタケ<5331.T>、ガイシ<5333.T>などのガラス土石株もしっかり。一方、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株などが安い。

 個別では、帝繊維<3302.T>、セレス<3696.T>、アイスタイル<3660.T>、ACCESS<4813.T>、じげん<3679.T>などが上昇。半面、明和産<8103.T>、AZC丸和<9090.T>、Wismet<9260.T>、瑞光<6279.T>、楽天グループ<4755.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時2分時点で、1ドル=150円台の半ば(26日は150円46-47銭)、1ユーロ=163円台の前半(同162円98銭-163円02銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ