日経平均は59円安と3日ぶり反落、株価指数先物売りで下げ転換=27日前場

 27日前場の日経平均株価は、前日比59円79銭安の3万9173円92銭と3日ぶりに反落。TOPIX(東証株価指数)は同9.12ポイント高の2682.74ポイントと3日続伸した。前日の地合いを引継ぎ、朝方から買いが先行し日経平均は、取引時間中の史上最高値を連日で更新する場面もみられた。ただ、買い一巡後、利益確定売りに上値が重く、株価指数先物に断続的な売りが出たことをきっかけに下げ転換。午前11時22分には、同120円68銭安の3万9113円03銭を付けた。東証プライム市場の出来高は9億8493万株、売買代金は2兆6944億円。騰落銘柄数は値上がりが1073銘柄、値下がりは534銘柄、変わらずは50銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち12業種が下落、21業種が上昇した。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、JR東日本<9020.T>、JR西日本<9021.T>などの陸運株が下落。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、7&iHD<3382.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株も安い。アサヒ<2502.T>、キリンHD<2503.T>などの食料品株や、SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株も軟調。一方、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株が上昇した。

 個別では、明和産<8103.T>、三井ES<7003.T>、AZC丸和<9090.T>、イビデン<4062.T>、ブレインP<3655.T>などが下落。半面、ACCESS<4813.T>、帝繊維<3302.T>、日立造船<7004.T>、じげん<3679.T>、北洋銀行<8524.T>などが上昇した。

提供:ウエルスアドバイザー社

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