日経平均は717円高と3日ぶり大幅反発、史上初の4万円が視界に=3月1日前場

 3月1日前場の日経平均株価は、前日比717円67銭高の3万9883円86銭と3日ぶりに大幅反発。TOPIX(東証株価指数)は同30.45ポイント高の2706.18ポイントと続伸した。きのう2月29日に下げ渋る動きだったことや、現地29日の米国株高で、朝方から買い優勢の展開。終始強い地合いのなか、日経平均は午前11時27分に、同721円92銭高の3万9888円11銭を付け、2月27日の取引時間中の史上最高値(3万9426円)を大きく更新。心理的なフシ目で史上初の4万円を視界に捉えている。外国為替市場で1ドル=150円30銭台と、朝方の水準よりも円安方向に振れていることも、支えとなったようだ。東証プライム市場の出来高は8億8455万株、売買代金は2兆5784億円。騰落銘柄数は値上がり729銘柄に対し、値下がりは880銘柄と多い。変わらずは48銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち28業種が上昇、5業種が下落している。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が上昇。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株も高い。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株も堅調。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株もしっかり。一方、王子HD<3861.T>、北越コーポ<3865.T>などのパルプ紙株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が安い。

 個別では、さくら<3778.T>、日シス技術<4323.T>、ビーウィズ<9216.T>、TOWA<6315.T>、旭有機材<4216.T>などが上昇。半面、ラクーンHD<3031.T>、T&Gニーズ<4331.T>、広済堂HD<7868.T>、アトラエ<6194.T>、セレス<3696.T>などが安い。

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