米国株式市場:国債利回り低下で割高感が後退、NYダウ・ナスダック3日ぶり反発

株式

2024/3/7 7:46

 6日の米国株式は、3日ぶりに反発した。NYダウが前日比75.86ドル高の3万8661.05ドル、ナスダック総合指数が同91.955ポイント高の1万6031.543ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億3548万株、ナスダック市場が53億6910万株だった。

 米2月ADP雇用統計で、非農業分野の雇用者数が前月比14万人増となり、市場予想平均の15万人増に届かなかった。景気減速が警戒され、米10年物国債の利回りが低下(価格は上昇)。株式に対する相対的な割高感が後退した。注目されたパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の議会証言では、早期の利下げについて慎重な見方が示されたが、市場への影響は限られた。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、クアルコムやエヌビディア、インテルなどが値上がり率の上位に入っている。

 シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、6日の大阪取引所清算値比250円高の4万330円だった。

提供:ウエルスアドバイザー社

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