<新興国eye>トルコ1月鉱工業生産指数、前月比横ばい―前年比1.1%上昇

新興国

2024/3/14 8:48

 トルコ統計局が12日に発表した1月の鉱工業生産指数(21年=100)は、前月比(季節・稼働日調整後)横ばいの108と、伸びが一服した。ただ、指数は23年7月(108.3)以来の高水準となっている。

 一方、前年比(稼働日調整後)は1.1%上昇と、前月(12月)の2.3%上昇を下回り、23年6月(0.8%上昇)以来7カ月ぶりの低い伸びとなった。23年9月の5.1%上昇をピークに鈍化傾向にある。

 セクター別の前月比は12業種中、7業種が上昇、5業種が低下した。上昇業種のうち、最も高かったのは電気・ガス・蒸気供給業の4.6%上昇、次いで鉱業・採石業の4.3%上昇で、どちらも前月から改善した。エネルギー供給業の4%上昇、ローテクの2%上昇、非耐久消費財の1.6%上昇、耐久消費財の1.5%上昇、ミディアム・ハイテクの0.9%上昇と続く。他方、低下業種のうち、最も低かったのはハイテクで21.5%低下。次いで資本財の3.2%低下、製造業の0.6%低下、ミディアム・ローテクの0.3%低下、中間財の0.3%低下だった。

 前年比では8業種が上昇、4業種が低下した。電気・ガス・蒸気供給業が8.4%上昇、エネルギー供給業が7%上昇、鉱業・採石業が4.9%上昇、耐久消費財が4.8%上昇、資本財が4.2%上昇、ミディアム・ハイテクが3.5%上昇、ミディアム・ローテクが0.2%上昇。他方、ハイテクは3.3%低下、中間財は0.6%低下、非耐久消費財とローテクはそれぞれ0.3%低下となった。

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 上場MSエマ<1681.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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