日経平均は70円安、売り一巡後に下げ渋る=14日前場

 14日前場の日経平均株価は、前日比70円75銭安の3万8625円22銭と4日続落。TOPIX(東証株価指数)は同0.15ポイント高の2648.66ポイントと4日ぶりに小反発した。きのう13日に上値の重い展開だった流れが継続し、売りが先行。日経平均株価は、午前9時29分に、同295円80銭安の3万8400円17銭を付けた。売り一巡後は、水準を切り上げた。手がかり材料に乏しいものの、リバウンド狙いや押し目を拾う動きから下げ渋る格好となった。東証プライム市場の出来高は7億9358万株、売買代金は2兆570億円。騰落銘柄数は値上がり945銘柄、値下がりは652銘柄、変わらずは58銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち11業種が下落、22業種が上昇した。北越コーポ<3865.T>、レンゴー<3941.T>などのパルプ紙株や、オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株が下落。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、キーエンス<6861.T>、村田製<6981.T>などの電気機器株も安い。ディスコ<6146.T>、SMC<6273.T>などの機械株や、日本製鉄<5401.T>、淀川鋼<5451.T>などの鉄鋼株も軟調。一方、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が高い。東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も買われた。

 個別では、M&A総研<9552.T>、さくら<3778.T>、ソースネクス<4344.T>、サムコ<6387.T>、フィックスターズ<3687.T>などが下落。半面、雪印メグ<2270.T>、ネオジャパン<3921.T>、ラクスル<4384.T>、ローランドD<6789.T>(監理)、三菱マテリアル<5711.T>などが上昇した。

提供:ウエルスアドバイザー社

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