(再送)日経平均は272円程度高、買い先行後も高値圏で推移=27日前場

 27日午前10時2分すぎの日経平均株価は、前日比272円程度高い4万670円前後で推移する。午前10時ちょうどには、同285円18銭高の4万683円21銭を付けている。きのう26日が底堅い地合いだったことや、きょう27日が3月期末の配当権利付きの最終売買日にあたることから、権利取りの動きが意識されているもよう。その後も高値圏での堅調な値動きが続いている。現地26日の米国株式市場は、FRB(米連邦準備制度理事会)がインフレ指標として重要視する個人消費支出の2月分が29日に発表されることを控え、様子見姿勢が強まり、NYダウが3日続落、ナスダック総合指数は続落した。一方、シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、26日の大阪取引所清算値比80円高の4万270円としっかりだった。

 業種別では、33業種のうち31業種が上昇、2業種が下落している。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株が上昇。バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株も高い。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も堅調。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株もしっかり。一方、東電力HD<9501.T>、中部電<9502.T>などの電気ガス株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が安い。

 個別では、西華産<8061.T>、M&A総研<9552.T>、オークワ<8217.T>、コーセー<4922.T>、M&Aキャピ<6080.T>などが上昇。半面、CIJ<4826.T>、トピー工業<7231.T>、さくら<3778.T>、三井ES<7003.T>、小林製薬<4967.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時2分時点で、1ドル=151円台の半ば(26日は151円32-34銭)、1ユーロ=164円前後(同164円05-09銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ