日経平均は298円高と反発、堅調な値動きで高値引け=29日前場

 29日前場の日経平均株価は、前日比298円75銭高の4万466円82銭と反発。TOPIX(東証株価指数)も同22.33ポイント高の2773.14ポイントと反発した。日経平均は高値引けとなり、TOPIXも取引終了間際に高値を付けるなど、堅調な値動きだった。朝方から、きのう28日に大幅下落した反動や、リバウンド狙いの買いが先行。ただ、週末・月末・年度末が重なることや、日経平均採用銘柄の入れ替えに伴う売買が後場引けで予定されていることもあり、積極的な売買は限られているもよう。為替相場は1ドル=151円30銭前後で、朝方の水準から小動き。東証プライム市場の出来高は7億2863万株、売買代金は1兆8458億円。騰落銘柄数は値上がりが1368銘柄で全体の8割を超えた一方、値下がりは247銘柄だった。変わらずは41銘柄。

 業種別では、33業種のうち32業種が上昇、1業種が下落した。三井不<8801.T>、菱地所<8802.T>などの不動産株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が上昇。大林組<1802.T>、清水建<1803.T>などの建設株や、帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株も高い。東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株も堅調。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株もしっかり。一方、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が安い。

 個別では、KOKUSA<6525.T>、スターツ<8850.T>、セガサミーH<6460.T>、アイネット<9600.T>、東テク<9960.T>などが上昇。半面、ビジョナル<4194.T>、さくら<3778.T>、ソースネクス<4344.T>、ダイコク電<6430.T>、マルマエ<6264.T>などが下落した。

提供:ウエルスアドバイザー社

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