日経平均は10円程度高、買い先行後は上値の重い動きに=4月1日前場

 4月1日午前10時5分すぎの日経平均株価は、前週末比10円程度高い4万380円前後で推移する。午前9時1分には同327円78銭高の4万697円22銭を付けている。現地3月29日の欧米株式市場は、「聖金曜日」で休場だったものの、手がかり材料に乏しいなか、前週の堅調な地合いが継続し買い先行で取引を開始した。その後は、利益確定売りに押され下げ転換する場面もみられるなど、上値は重いもよう。大阪取引所のナイトセッションでは、前週末3月29日の清算値比160円高の4万550円だった。

 業種別では、33業種のうち14業種が上昇、19業種が下落している。アサヒ<2502.T>、JT<2914.T>などの食料品株や、三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株が上昇。ブリヂス<5108.T>、オカモト<5122.T>などのゴム製品株や、JR東日本<9020.T>、JR西日本<9021.T>などの陸運株も高い。テルモ<4543.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、マルハニチロ<1333.T>、サカタのタネ<1377.T>などの水産農林株も堅調。バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、エムスリー<2413.T>、OLC<4661.T>などのサービス株もしっかり。一方、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株が下げている。

 個別では、オーケストラ<6533.T>、レック<7874.T>、シチズン時計<7762.T>、三井ES<7003.T>、イーレックス<9517.T>などが上昇。半面、KLab<3656.T>、豊田織<6201.T>、マルマエ<6264.T>、参天薬<4536.T>、グッドコムA<3475.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時5分時点で、1ドル=151円台の前半(3月29日は151円33-34銭)、1ユーロ=163円台の前半(同162円96銭-163円00銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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