日経平均は604円安と大幅反落で4万円割れ、全業種が下落しプライム銘柄8割値下がり=4月1日前場

 4月1日前場の日経平均株価は、前週末比604円22銭安の3万9765円22銭、TOPIX(東証株価指数)も同52.15ポイント安の2716.47ポイントと大幅に反落した。朝方は前週末の反発した動きが継続し、買い先行スタートとなったものの、戻り待ちの売りに押される格好となった。株価指数先物に断続的な売りが出たこともあり、日経平均は午前11時26分に同632円24銭安の3万9737円20銭を付けるなど、安値圏で取引を終えた。取引時間中の4万円割れは3月19日以来。為替相場は1ドル=151円30銭前後で、朝方の水準から小動き。東証プライム市場の出来高は10億524万株、売買代金は2兆4592億円。騰落銘柄数は値上がりが290銘柄にとどまり、値下がりはプライムの8割に相当する1332銘柄となった。変わらずは30銘柄。

 業種別では、全33業種が下落した。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株が下落。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も安い。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株も軟調。三井不<8801.T>、菱地所<8802.T>などの不動産株や、三井金<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株、三井物<8031.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株も弱かった。

 個別では、豊田織<6201.T>、マイクロニ<6871.T>、KLab<3656.T>、参天薬<4536.T>、グッドコムA<3475.T>などが下落。半面、オーケストラ<6533.T>、カシオ<6952.T>、レック<7874.T>、松風<7979.T>、シチズン時計<7762.T>などが上昇した。

提供:ウエルスアドバイザー社

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