日経平均は355円程度安、売り一巡後はリバウンド狙いや押し目拾いなどで下げ渋り=3日前場

 3日午前10時7分すぎの日経平均株価は、前日比355円程度安い3万9482円前後で推移する。きのう2日は反発したものの、上値の重い展開だったことや、現地2日の米国株式市場で金利上昇を受け、NYダウが続落し、ナスダック総合指数も反落したことから売りが先行。午前9時15分には、同621円87銭安の3万9217円04銭を付けた。3月29日の終値(4万369円)から1100円を超える下げとなったことから、短期的なリバウンドを狙った買いや、押し目を拾う動きから下げ幅を縮小しているもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、2日の大阪取引所清算値比250円安の3万9670円だった。

 業種別では、33業種のうち20業種が下落、13業種が上昇している。バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、武田薬<4502.T>、アステラス薬<4503.T>などの医薬品株が下落。三井不<8801.T>、菱地所<8802.T>などの不動産株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株も安い。KDDI<9433.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、アサヒ<2502.T>、JT<2914.T>などの食料品株も軟調。7&iHD<3382.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株や、ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株も弱い。一方、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株が高い。

 個別では、リョ菱洋HD<167A.T>、野村マイクロ<6254.T>、Bガレージ<3180.T>、ファインD<3649.T>、ウイングA<4432.T>などが下落。半面、北海電<9509.T>、富士石油<5017.T>、広済堂HD<7868.T>、日車輌<7102.T>、あみやき<2753.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前10時7分時点で、1ドル=151円台の半ば(2日は151円67-69銭)、1ユーロ=163円台の前半(同162円91-95銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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