日経平均は410円安と大幅反落、売り一巡後は下げ渋る=3日前場

 3日前場の日経平均株価は、前日比410円33銭安の3万9428円58銭と大幅反落。TOPIX(東証株価指数)が同13.27ポイント安の2701.18ポイントと3日続落した。現地2日の米国株安を受け、朝方から売りが先行。日経平均は午前9時15分に、同621円87銭安の3万9217円04銭を付ける場面もみられた。売り一巡後は、短期的なリバウンド狙いによる買いや、押し目を拾う動きから下げ渋る動きをみせた。東証プライム市場の出来高は8億5367万株、売買代金は2兆3021億円。騰落銘柄数は値上がりが718銘柄、値下がりは869銘柄、変わらずは65銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち20業種が下落、13業種が上昇した。バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が下落。KDDI<9433.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、三井不<8801.T>、菱地所<8802.T>などの不動産株も安い。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株も軟調。三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株や、SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株も弱い。一方、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が高い。

 個別では、リョ菱洋HD<167A.T>、霞ヶ関キャピ<3498.T>、清水建<1803.T>、ウイングA<4432.T>、さくら<3778.T>などが下落。半面、北海電<9509.T>、広済堂HD<7868.T>、安田倉<9324.T>、富士石油<5017.T>、北陸電<9505.T>などが上昇した。

提供:ウエルスアドバイザー社

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