<米国株情報>インテルは大幅続落、半導体製造部門の赤字拡大を嫌気

株式

2024/4/4 10:09

 半導体最大手インテル<INTC>は3日、前日比8.22%安の40.33ドルと大幅に続落した。半導体製造部門の赤字幅が拡大していることが嫌気された。

 インテルは2日に夕方に過去3年(21-23年度)のファウンドリー(半導体受託生産)事業の業績を公開。23年度の営業赤字は69億5500万ドル、22年度が51億6900万ドル、21年度が50億6700万ドルと拡大傾向にあることを明らかにした。また、デビッド・ジンズナーCFO(最高財務責任者)は、「27年に営業利益率が損益分岐点になる」としたものの、24年までは営業赤字が拡大する見通しを示した。

 一方、30年末までに調整後粗利益率60%、調整後営業利益率40%を目標に掲げ、30年までに半導体ファウンドリー世界最大手TSMC(台湾セミコンダクター・マニュファクチュアリング・カンパニー)に次ぐ世界2位となることを目指している。

 また、インテルは8日付でファンドリー事業の新CFOに、半導体大手ザイリンクス<XLNX>のCFOや日本のキオクシアの副会長を務めたことがあるロレンツォ・フローレス氏を指名した。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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