<米国株情報>エヌビディアに製品供給のSKハイニックスがインディアナ州に工場建設へ

株式

2024/4/5 10:05

 グラフィック・プロセッサ(GPU)大手エヌビディア<NVDA>に半導体製品を供給している韓国SKハイニックスは3日、インディアナ州ウェスト・ラファイエットに38億7000万ドルを投じ、AI(人工知能)半導体パッケージング工場を建設すると発表した。28年後半からAI半導体の量産を開始する。

 インディアナ工場はSKハイニックスにとって初の米国工場。従業員を1000人超採用するほか、地元パデュー大学と連携し、次世代半導体の研究開発を行う施設も併設する。

 SKハイニックスのクァク・ノジョンCEO(最高経営責任者)は声明文で、「サプライチェーンの強じん性をさらに高め、地元の半導体エコシステムを発展させたい」と述べている。

 同工場の建設には、バイデン米大統領が半導体の国内生産を支援するために創設した「チップス・アンド・サイエンス法(チップス法)」を活用して得た資金を充当する。同法は、国家安全保障上のリスクとみなされる中国などで特定の半導体製造を拡大しないことを条件に、米国内でのチップ生産に対し、数十億ドルの補助金が交付される。

 エヌビディアのもう一つのサプライチェーンであるTSMC(台湾セミコンダクター・マニュファクチュアリング・カンパニー)もアリゾナ州に400億ドルを投じ、半導体工場を建設中で、エヌビディアはTSMCのアリゾナ工場からも製品を調達する計画。この工場では、早ければ年末から量産が開始されるもようだ。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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