<米国株情報>パラマウント、スカイダンスとの合併に向け独占交渉入りも協議難航との見方

株式

2024/4/5 10:06

 メディア・娯楽大手パラマウント・グローバル<PARA>は3日に映画製作大手スカイダンス・メディアと合併に向けた独占交渉を開始することで合意したが、協議は難航するとの見方が広がっている。株価は3日に前日比で15%超上昇し、2月7日以来の高値を付けたが、4日は前日比8.51%安の12.37ドルと反落した。

 スカイダンスとの交渉では、スカイダンスのデイビッド・エリソンCEO(最高経営責任者)はパラマウント・ピクチャーズの映画作品に興味を示しているものの、ケーブルテレビなどには関心を示しておらず、事業分割が求められるとの懸念がある。合併ではパラマウントがスカイダンスを割当先とした新株発行を求められており、1株当たり利益(EPS)の希薄化も指摘されている。

 また、パラマウントに対してはプライベートエクイティ(PE)ファンドのアポロ・グローバル・マネジメント<APO>が買収を提案しており、260億ドルとする提示額を市場の一部も評価していたが、パラマウントはスカイダンスとの独占交渉入りと同時にアポロによる買収提案を拒否しており、失望感による売りが次第に強まったとの見方がある。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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